日本の住民参加プロジェクト

本日、午前中JICA横浜で「戦後日本の健康増進活動における住民組織の役割」という講演をしてきました。対象は、WHO,JICA,東海大学が主宰する国際保健研修の受講生約20名。主にアジア諸国の医療従事者です。

今日も、戦後の農村部における生活改良普及員(生改)の活動を中心に、住民組織と末端行政がどのようなシナジー(協働)関係を築きながら生活改善、健康改善を達成していったのか、というお話をしました。

実は、「途上国だった日本」の経験を今日の途上国の開発プロジェクトに活かすことはできないかという問題意識は、この数年抱いてきたものです。もちろん、単純な「日本がお手本」というような発想は取れませんが、途上国だった1940年代、1950年代の日本の取り組みは、今日の「参加型開発」の議論よりも、もっと精緻でかつ現場に即したものでした。

ご興味がある方は、青年海外協力隊の広報誌『クロスロード』で連載されている「途上国ニッポンの知恵」をご覧ください。

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